ハイフの頻度ガイド|やりすぎ問題・通い方コツまで
監修
元東京医科大学助教授 医師 鈴木和信
この記事でわかること
ハイフは“当日からの引き締まり+数週間で育つハリ”の二段階で実感が育つ施術です。だからこそ頻度設計がカギ。この記事では、
- 「ハイフ 2回目 いつ?」
- 「ハイフは年に1回で良い?」
- 「やりすぎると老ける?」
の3つを、LDM(やさしい超音波ケア)との併用を前提に、迷いなく決められるように整理します。
1. ハイフのしくみ
ハイフは、一点に超音波の熱を集める=“焦点”を作ることで、その点だけをキュッと収縮させ、肌の土台を引き締めるケアです。表面を焼かずに、1.5 / 3.0 / 4.5mmなど狙った深さまでエネルギーを届けられるのが特徴。これにより、当日〜数日の軽い引き締めに加え、数週間かけてコラーゲンが整う二段階の変化が育ちます。
補足
乾燥が強い日は、乾いた肌に無理をすると負担が出やすいため、先にLDM(やさしい超音波ケア)でうるおい・めぐりを整え、通り道をクリアにしてから行うと安定します。
2. ハイフ 2回目はいつ?
結論から言うと、2回目の目安は前回から約2週間後がちょうど良いテンポです。ハイフの変化は、当日〜数日の軽い引き締まりのあとに、2〜4週間かけて弾力が育つ“時間差”で現れます。したがって、「育つ時間」を待ってから重ねるほうが効率も安全性も高い設計になります。なお、安全上の下限として同一部位は「7日後以降」というルールが示されていますが、実運用では2週間を目安にするのが現実的です。
なぜ1週間以上が必要かというと、ハイフの変化は当日~数日の“すっきり”のあと、2〜4週間かけてハリが高まるという時間差のプロセスをたどるからです。実際、資料でも2〜4週以内に肌弾力の上昇が確認されたデータが紹介されています。変化が育つ時間を置かずに重ねても、効率が落ちるどころか、刺激の蓄積になりやすいのです。
そこでおすすめなのが、2週間おきの設計。“変化が育つ”時間をきちんと取りつつ、体感が途切れにくいちょうどいいリズムです。
また、LDM(やさしい超音波ケア)を先に入れる理由を説明します。表皮リンパに老廃物が多いほど超音波の透過が落ち、熱が均一に届きにくくなることから、先にLDMでむくみや老廃物を流してめぐりを整えると、超音波が通りやすい状態(=“通り道”が整った状態)で本番のハイフを受けられ、仕上がりのムラや赤みの長引きを抑えやすくなります。
まとめ
2回目の目安は約2週間後。毎回LDM(表面のめぐりを整えるケア)→HIFUの順にすると、超音波が均一に入りやすい状態で重ねられ、安全性と効率の両立がしやすくなります。
3. ハイフは年に1回で良いですか?
「年に1回だけ」でもゼロよりは良いのですが、肌の“学習効果”を積み上げるという意味では物足りないのが本音です。というのも、ハイフの変化は2〜4週間でハリが底上げされ、その後生活や重力で少しずつ下がるというサイクルをたどります。1年空けると、せっかく上がったベースが元に戻りやすいのです。
そこでおすすめが、最初の約2か月を「2週間おき×4回」の短期集中にして上乗せを作る→その後は数ヶ月おきでメンテナンスへ移行する方法です。安全な施術の条件として同一部位は「7日後以降」が前提ですが、2週間ピッチなら育つ時間と安全性の両方に合致します。毎回ハイフの前にLDMを入れてめぐり・水分バランスを整えると、超音波の通りが安定し、各回の“育ち”が無駄になりにくいのも利点です。
4. ハイフをやりすぎると老けて見える?
ネット上では「やりすぎると老ける」という話題も見かけます。ここで言う“やりすぎ”とは、短い間隔での連発、といった頻度ミスを指すことがほとんど。肌が乾燥しているときは無理にハイフをあてない、7日以上あけるなど安全な施術頻度が具体的に示されています。これを守れば、過度な負担を避けながら効果を積み上げやすいのが実際です。
そして最大の“やりすぎ防止策”が、LDMとの併用。先にLDMでリンパ循環を促し、表面の老廃物を“お掃除”しておくと、HIFUの超音波が通りやすくなり、熱が均一に届きやすい=仕上がりが安定。乾燥や赤みが強い日にはHIFUを見送り、LDMだけにする判断もしやすくなります。結果として、無理な出力や過密な頻度に頼らず、見た目の変化を着実に積み上げられるのです。

5. LDM×HIFUをおすすめする理由(相乗効果)
役割分担がハッキリしています
- LDMは表面〜浅層にやさしく働きかけ、うるおい・ツヤ・めぐりを整える“表面の整備係”。リンパに老廃物が多いほど、HIFU(超音波)の透過量が落ちますが、先にLDMでリンパの老廃物を掃除して“通り道”を作ることでHIFUの効果を高めることができます。
- HIFUは深い層へ焦点熱を当てて収縮→引き締めを起こす“土台の固定係”。1.5 / 3.0 / 4.5mmと深さを使い分け、フェイスライン〜SMAS層まで多層に効かせます。
順番もポイント。水滴リフティング(=LDM系)→FACE HIFUの流れ。LDMで表面を整える→HIFUで深部を固定の“二段構え”で、熱がムラなく届きやすく、仕上がりが安定します。乾燥が強い箇所はLDMのみに切り替える判断も推奨。
「今すぐの質感(LDM)」と「数週間で育つリフト(HIFU)」を時間軸でつなぐのが、LDM×HIFUの強みです。
6. 集中ケアのオススメ
推奨頻度
2週間おき×4回(約2か月)。
特に初期段階でしっかりと刺激を与えることで、肌の土台が整い、その後のメンテナンス施術の効果も高まりやすくなります。 各回はLDM→HIFUを基本に、乾燥が強い場所はLDMのみに切り替え。“育つ時間(2〜4週)”を活かしつつ、安全条件(7日以上)も満たす設計です。
【集中ケア用オススメ施術】
- 最先端水滴リフティング(LDM系)+HIFU〈初回限定〉
HIFU 3,000 shot ¥14,800
+ - 最先端水滴リフティング(LDM系)+ハイフ
通常(ハイフ 5,000 shot)×3回 ¥59,800
※有効期限:購入日より2カ月
7. ティファクリニック横浜院|メニューと料金
当院のHIFUはBright Sonoを採用(顔・首・デコルテ対応、1.5/3.0/4.5mm)。
セット(LDM+HIFU)
メニュー名 | ショット数 | 価格 |
【お試し】最先端水滴リフティング(LDM系)+HIFU | HIFU 1,000 shot | ¥9,800 |
最先端水滴リフティング(LDM系)+HIFU〈初回限定〉 | HIFU 3,000 shot | ¥14,800 |
最先端水滴リフティング(LDM系)+HIFU〈通常価格〉 | HIFU 5,000 shot | ¥24,800 |
ハイフ単体
メニュー名 | ショット数 | 価格 |
痛みを最小限に抑えたHIFU(ハイフ) | 1,000 shot | ¥6,000 |
痛みを最小限に抑えたHIFU(ハイフ) | 2,000 shot | ¥9,800 |
禁忌箇所
甲状腺・目周りは不可/施術後7日以内は強い刺激(サウナ等)を控える。
8. まとめ
- 2回目は“1週間以上”(おすすめは2週間おき)。
- 序盤は密度を上げる(2週間おき×4回)→以後は維持が効率的。
- LDM→HIFUの順で、通り道を整えてから深部を固定。乾燥場所はLDMのみ。
ひとこと
2週間おき×4回で“2〜4週間かけて育つ変化”を確実に積み上げ、その後は3〜6週間で維持。各回はLDM→HIFUの順に切替え—これだけで、写真で分かる輪郭の変化と弾力の安定を、無理なく再現できる通い方になります。
9. ご予約方法(公式LINE)
- ご予約は公式LINEから承ります(カウンセリングのみもOK)。
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※“LDM”はLocal Dynamic Micro-massage技術を指す一般的略称であり、Wellcomet社の登録商標『LDM水玉リフティング®』とは異なります。
LDMについては「Local Dynamic Micro-massage(LDM)方式の超音波美容機器 以下、当サイトでは「LDM」といいます」