【保険適用はどうなる?】肥満症の自由診療(GIP/GLP‑1=一般名:チルゼパチド等)の基礎知識|横浜・美容皮膚科ティファクリニック
監修
元東京医科大学助教授 医師 鈴木和信
この記事でわかること
「マンジャロ 保険適用」で調べている方がまず知りたい、どんな薬でなぜ食べ過ぎにブレーキがかかるのか、“ダイエット目的”で保険が使えるのか、BMIの扱いはどうなるのかを整理します。あわせて、当院(自由診療のみ)の料金、LINEだけで完結する予約の流れ、適応外の使用に関する重要な注意点まで一気に把握できます。最後まで読めば、保険診療と自由診療の境界がスッキリわかります。
1. どんな薬?— GIP/GLP‑1(一般名:チルゼパチド等)とは
本文では便宜上、広く知られている販売名例「マンジャロ®」を用いて解説します。ここで言う「マンジャロ®」とは、GIP/GLP‑1受容体作動薬の一般名(チルゼパチド等)を有効成分とする自己注射薬のことで、週1回の注射により、体が本来もっている“食後の合図”を活かして食べ過ぎにブレーキをかけやすくするのがポイントです。とくにGLP‑1とGIPという二つの合図を同時に利用するので、満腹感が続きやすい・間食が減りやすい等の状態づくりを後押しします(個人差あり)。
GLP‑1/GIPの働きについて
- GLP‑1:食後に腸から出るサイン。血糖が高いときにだけ下げる方向に働き、急な上下をおだやかにしやすくし、満腹感が続きやすくなります。結果として間食やドカ食いを抑えやすく、摂取カロリーが自然と減りやすい流れをつくります。
- GIP:同じく食後に出るサイン。必要なときだけ働くのが特長で、食後の急な上がりが落ち着きやすくなり、甘いもの欲の波が小さくなりやすいとされます。「もう十分食べた」という合図が出やすく・続きやすくなる後押しにもつながります。
- 二刀流のメリット:満腹の持ち/食後の落ち着き/間食の衝動の軽減という複数ルートから食べ過ぎにストップをかけやすくし、“我慢でやせる”ではなく“自然と食べ過ぎない”状態を続けやすくします。
- 週1回のシンプル管理:同じ曜日に1回というリズムで、忙しい方でも取り入れやすいのが支持される理由です。
要するに、「食べ過ぎが起きにくい体の流れ」を思い出させるよう後押しする注射です。短期の数字に一喜一憂せず、3~6か月のスパンで生活ごと整えることが、戻りにくい体重の落ち方につながりやすくなります(※効果には個人差があります)。

お問い合わせ
医療機関名:美容皮膚科ティファクリニック横浜院
所在地:〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1-1-8 エキニア横浜 7F 705-2
電話:045-509-1932
LINE:友だち追加のうえ、トークからご連絡ください。
2. ダイエットに保険適用されますか?
結論
「ダイエット目的」で保険適用はありません。
販売名例:マンジャロ®は2型糖尿病の治療薬です。体重減少のみを目的とした保険の枠は設定されておらず、やせる目的での使用は適応外にあたります。
ティファクリニック横浜院は自由診療のみのため、保険証のご利用はできません。保険での治療をご希望の場合は、保険診療を取り扱う医療機関にご相談ください。
「マンジャロ 保険適用」という検索でよく見かける誤解
- 販売名「マンジャロ®」=ダイエットで保険が使える、は誤りです。
- 自由診療の注射=保険も使える、も誤りです(自由診療と保険診療は混在不可)。
3. BMIがいくつ以上だと保険適用?
ここが混乱しやすいポイントです。
- 販売名例:マンジャロ®を“ダイエット目的”で保険適用にするためのBMI基準は存在しません。
- 肥満症の薬を保険で用いる場合は、薬ごとに対象・条件(BMIや併存症、生活療法の実施、取り扱い体制など)が定められます。条件は製品や診療体制ごとに異なるため、保険診療の医療機関で直接ご確認ください。
- ティファクリニック横浜院は自由診療のみです。「保険の条件に合うかどうかの判定・算定」は行っていません。
まとめ
「BMI○以上で保険適用」という形のルールはありません。保険での減量治療を検討する場合は、保険診療の医療機関で対象薬の条件について個別に確認しましょう。
4. 料金
料金(自由診療・税込)/約1か月分の目安=週1回×4キット初診料:0円 再診料:0円 針・廃棄等:0円
検査(採血等)について:当院では採血は実施していません。医師が必要と判断した場合は近隣の医療機関での実施をご案内します。外部医療機関の検査費用は当院の料金に含まれず、当院の総額目安にも算入していません。
注:上記合計は院内で発生する費用のみを示しています。外部医療機関での検査費用は含みません。診療内容・在庫状況等により総額は変動します。

5. 予約方法
当院はLINEからのご予約が便利です。 LINEはこちら。
流れはシンプル
- LINEで友だち追加 →【WEB予約】→予約リクエスト→リクエスト承認
- 事前問診票に回答、事前同意書の提出(スマホで数分)
- 来院当日:問診票・同意書の確認 → 医師の診察 → お会計 → 使い方説明・お薬(GIP/GLP‑1受容体作動薬〔一般名:チルゼパチド等〕)お渡し
※診察結果・適否・在庫により、当日処方/受け渡しができない場合があります。
※オンライン予約が不安な方は、LINEのトークからご相談ください。
6. 主なリスク・副作用
- よくある副作用:吐き気・胃部不快感・下痢・便秘・腹痛・食欲低下など(開始直後や増量時に起こりやすい)。
- まれだが重い副作用:膵炎・胆嚢関連のトラブル など。
- 低血糖:単独では少ないものの、インスリン/SU薬などと併用時は注意。
- 禁忌・併用注意:持病・妊娠/授乳・消化管疾患・他薬の併用など、適否は診察で判断します。
※感じ方には個人差があります。異常を感じたら自己判断で継続せず医療機関を受診してください。
7. 適応外の使用に関するご案内
このページで説明する「チルゼパチド等」を用いた減量目的の治療は、承認された目的(2型糖尿病)と異なるため、以下の事項を明示します。
1)適応外の使用:本ページで説明するチルゼパチド等の減量目的での使用は、承認効能(2型糖尿病)と異なります。
2)入手経路:国内の医薬品卸から正規に購入した製品を使用します。
3)同じ目的で国内承認されている薬:チルゼパチド(ゼップバウンド®)、セマグルチド(ウゴービ®/Wegovy)等が肥満症に対して国内承認されています。
4)海外等の安全性情報:減量目的での長期的な有効性・安全性には未解明の点があり、海外の報告等により情報が更新される可能性があります。
5)副作用被害救済制度:適応外の使用は救済制度の給付対象外となる可能性があります(最終可否は制度の判断)。
8.注意書き
当院の安全運用に関する基本ルールです。
- BMIが20未満の方はお受けできません。
- 薬剤の用量は、医師の診察結果に基づいて決定します。
- ペン型注射は1本につき1回の使い切りです。使い方は当日ていねいにご説明します(自己注射)。
- 効果や感じ方には個人差があります。
- 体調がすぐれない日や吐き気・下痢などの症状が強い場合は、無理をせずご連絡ください。
9. まとめ
- 「マンジャロ 保険適用」で検索したとき、まず押さえるべきは、マンジャロ®相当の薬は2型糖尿病の薬であり、ダイエット目的では保険適用がない(適応外)という点です。
- 「BMIが○以上ならマンジャロが保険で使える」というルールはありません。保険での減量治療は、対象薬ごとにBMI・併存症・生活療法・取り扱い体制などの要件が定められています。当院は自由診療のみのため、保険算定は行っていません。
- 当院の強みは、明瞭価格・週1回のシンプル管理・ていねいな自己注射レクチャー。料金は2.5mg:2箱(4キット)19,800円/5.0mg:2箱(4キット)39,600円。予約はLINEが便利です。
- 保険での治療を希望される場合は、保険診療の医療機関へ。自由診療で始めたい/まず相談したい場合は、LINEからご連絡ください。
- いずれの選択でも、短期の数値にとらわれず3~6か月の視点で「自然と食べ過ぎない」状態を育てることが、戻りにくい体重の落ち方につながります。




