LDM水滴(他院では水玉)リフティングとは?

image

監修

元東京医科大学助教授 医師 鈴木和信

「水滴(他院では水玉)リフティング」という愛称で知られる LDM(Localized Dynamic Micro‑massage)は、1 MHz・3 MHz・10 MHzという三つの超音波をミリ秒単位で切り替えて照射し、肌細胞一つひとつをリズミカルにマッサージするように働きかける最新の美肌治療です。ドイツで生まれた医療機器 LDM‑MED をベースに、韓国や欧州で臨床実績を重ね、日本でも「痛みのないリフトアップ」として注目を集めています。
一般的なレーザーや HIFU のように高い熱エネルギーを与える方法とは異なり、LDM は温かい微振動で細胞内外の代謝を整えるのが大きな特徴です。そのため、治療中の痛みはほとんどなく、施術直後からメイクができるほどダウンタイムもわずかです。皮膚が薄い方や敏感肌の方でも安心して受けていただけるやさしいリフトアップとして、多くの三十代から五十代の女性に選ばれています。


2. どうしてリフトアップと美肌が同時に叶うのか

LDM の鍵は「周波数の組み合わせ」にあります。浅い表皮層には 10 MHz、やや深い真皮には 3 MHz、さらに深部には 1 MHz というように、異なる深さへピンポイントに振動エネルギーを届けることで、複数の生理反応が同時に引き起こされます。
まずヒートショックプロテイン(HSP)が活性化され、線維芽細胞のコラーゲン産生が強力に後押しされます。次にマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)の過剰発現が抑えられ、コラーゲンを壊す力よりも作る力が優位に保たれます。さらにヒアルロン酸など水分を抱え込むグリコサミノグリカン(GAG)が増え、内側から瑞々しさが生み出されます。こうした相乗効果により、肌はふっくら弾力を取り戻し、フェイスラインは引き締まり、同時にキメと透明感が底上げされるのです。


3. 医学的エビデンスで裏付けられた五つの主な効果

まず注目したいのは術後の腫れや内出血の早期軽減です。鼻の形成手術後に五日間 LDM を照射した研究では、むくみと内出血が従来の冷却処置の半分ほどで落ち着いたと報告されています。
次にニキビや赤みの鎮静効果です。炎症性ニキビ患者が最大十二回の LDM を受けることで、炎症スコアが九割近く改善し、その効果が長期にわたり維持されたというデータがあります。
エイジングケアの実績も豊富です。3 MHz と10 MHz を組み合わせた研究では、シワや毛穴、ハリの低下など複合的な加齢サインが明らかに改善しました。
乾燥やバリア機能低下による敏感肌のケアでも LDM は活躍します。高周波超音波を週一回、四週間行った研究で経表皮水分蒸散量が大幅に低下し、赤みも有意に減少しました。
最後にセルライトや皮下組織の代謝改善です。三周波を用いた観察では、脂肪織の線維化が緩み、凹凸が滑らかになる変化が示唆されています。

LDMで期待できる “5つのいいこと”

① 手術後のむくみ・青あざを早く抑える

image
どんな変化があった?研究内容
鼻の整形手術を受けた人が、LDMを5日間あてると腫れと青あざがほぼ半分の期間で引きました。痛みや副作用は追加で出ませんでした。“Application of dual‑frequency ultrasound for reduction of perilesional edema and ecchymosis after rhinoseptoplasty”
Journal of Cosmetic Dermatology 2024 PubMed

② 炎症性ニキビをしっかり鎮める

どんな変化があった?研究内容
中~重度の赤いニキビにLDMを8~12回あてたところ、炎症のスコアが約90%も改善し、良い状態が長く続きました。痛みもありませんでした。“A Retrospective Pragmatic Two‑Center Clinical Study to Evaluate TF‑LDM in Mild‑to‑Severe Acne”
Journal of Cosmetic Dermatology 2024 PubMed

③ 乾燥肌・赤ら顔をやさしくケア

どんな変化があった?研究内容
週1回×4週のLDMで、①肌から逃げる水分が18%減少 ②赤みも有意にダウン。酒さや敏感肌の人でもヒリヒリ感は出ませんでした。“The Efficacy and Safety of Dual‑Frequency Ultrasound for Improving Skin Hydration and Reducing Erythema in Patients with Rosacea and Acne”
Lasers in Medical Science 2021 PMC

④ 小ジワ・ハリ・毛穴をまとめて若返らせる

どんな変化があった?研究内容
3 MHz+10 MHzのLDMを顔にあてると、コラーゲンを壊す酵素が減り、守るタンパク質が増加。その結果、シワ・毛穴・たるみが目に見えて改善しました。“Facial Skin Rejuvenation with High Frequency Ultrasound (3 & 10 MHz)”
Journal of Cosmetic Dermatology 2012 SCIRP

⑤ セルライトの凹凸をなめらかにする

image
どんな変化があった?研究内容
太ももやお尻の“デコボコ”にトリプル周波LDMを続けたケースでは、凹凸スコアが持続的に改善し満足度も高いと報告。痛み・副作用なし。“Triple‑Frequency Ultrasound Proven to Be Effective in Reducing Cellulite”
Dermatology Times 2025 Dermatology Times2 SCIRP

ポイント

  • 上の研究はいずれも専門誌に掲載された臨床データで、「LDMは痛みが少ないのに効果が出やすい」ことを裏づけています。
  • 施術回数や肌質により感じ方は個人差がありますが、どれも大きな副作用は報告されていないのが特徴です。


4. 実際に施術を受けられた方のご感想

ティファクリニック横浜院では、LDMを単独でお受けになる方だけでなく、無痛HIFUや幹細胞上清液の導入と組み合わせて施術を受けられる方も多くいらっしゃいます。

例えば、40代の女性は「もともと骨格がシャープなタイプで、HIFUは少し怖いイメージがあったのですが、水滴リフティング(他院では水玉リフティングとも呼ばれています)は温かくてマッサージを受けているような心地よさでした」とおっしゃっていました。施術後1回目から頬のふっくら感を実感され、3回目を終えた頃には、職場の同僚から「最近痩せました?」と聞かれるほどフェイスラインが引き締まったそうです。

また、50代の女性は、長年乾燥肌と口元の縦じわでお悩みでしたが、月1回のペースで3か月間施術を続けた結果、リップラインがふっくらと整い、「ファンデーションが粉っぽくなくなり、肌がしっとりして毎日のメイクが楽しみになりました」と喜びの声をいただいています。

【症例写真(Before→After)】

ビフォーアフター②

5. 施術の流れと通院ペース

当日は洗顔のあと、ジェルを塗布してトリートメントヘッドを滑らせながら約15~20分照射します。HIFUと合わせてもご来院からお帰りまで1時間以内です。
効果は施術直後から感じられますが、肌細胞のリズムを定着させるためには月一~二回を三か月以上続けるのがおすすめです。特別な行事を控えている方は、一週間前の“仕上げ照射”でツヤとハリを最大限に引き出すと安心です。


6. 痛み・ダウンタイムは?

「寝てしまうくらい気持ちいい」という声もあるほど治療中の痛みはありません。ほのかな赤みや温感が出ても数時間で落ち着き、施術後すぐメイクや洗顔が可能です。まれに一過性のむくみや軽いかゆみが出る場合がありますが、翌日には消える程度です。

7. 料金と安心のサポート

当院では初めての方でも試しやすいトライアル料金として、HIFUと合わせて一回9,800(税込)をご用意しています。カウンセリング当日に追加料金が発生しない明朗会計ですので、費用面でも安心してご相談ください。


8. 無料カウンセリングのご案内

「レーザーは怖いけれどエイジングケアを始めたい」「短時間で肌も気分も上げたい」――そんな想いをお持ちでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。ティファクリニック横浜院ではオンライン予約を24時間受け付けております。あなたのお悩みやライフスタイルに合わせて、最適なプランをご提案いたします。

※水玉リフティングという名称は商標登録されているため、本院では水滴リフティングという名称を用いています。