監修
元東京医科大学助教授 医師 鈴木和信
この記事でわかること
「ハイフ デメリット」を検索すると、やけど・跡・老け見え…不安な言葉が並びます。この記事は、そうした心配ごとをひとつずつほぐしながら、なぜ起こるのか・どう避けるか・どんな進め方が安全かを、体験の流れに沿って丁寧に解説します。最初にハイフとは何かをやさしく説明し、その後に「やめた方がいい」判断の基準、やりすぎの線引き、避けるべき部位、長引くトラブルの見分け方へと続きます。読み終える頃には、必要以上に怖がることなく、自分に合うペースと守り方で向き合えるはずです。
1. ハイフ施術とは?
当院のハイフは、お肌の内側の“必要な深さ”にだけ、そっと温かさを届けて引きしめを狙う施術です。表面はできるだけ傷つけず、浅いところはなめらかさ、深いところは輪郭のもたつきに働きかけられるのが特徴。たとえるなら、肌の中の要所に小さな“ホットパック”を置いてくるようなイメージです。受けた日から軽いすっきり感を感じることがあり、その後2〜4週間ほどでハリ感や写りの良さがゆっくり育っていきます。
当院では Bright Sono を採用しています。(※以下の説明は当院採用機器を前提にまとめています。機種が変われば、感じ方・できること・推奨ペース・注意点が異なる場合があります。すべてのハイフに共通するわけではありません。)
まず知っておいてほしいのは、ハイフが“一発で大変身”する魔法ではないということ。その日からの引き締まりと、数週間かけて育つ変化の二段構えで考えると、期待とのギャップが小さくなります。すぐに大きな変化を求めて出力や回数を欲張るより、肌の調子に合わせて少しずつ積み上げるほうが、結果的にきれいの寿命が伸びやすいのです。
安全面では、当てない場所(例:目の周り、首の正面など)があり、体調やお肌の状態によっては見送る判断も大切です。とくに乾燥や赤みが強い日は、無理にハイフをせずに、やさしい下準備のケア(LDM)に切り替えるほうが安全で仕上がりも安定します。施術のあと1週間ほどは刺激を控えめにし、保湿と紫外線対策をていねいに。こうした“入れる→守る”の流れを守ることで、赤みの長引きやムラといった心配ごとを遠ざけられます。
通い方は後ほど詳しくご案内しますが、スタートは2週間おきのテンポがおすすめ。その日+2〜4週間の育ちの両方を無理なく拾えるからです。さらに毎回の施術の前半にLDMを入れて“通り道”を整えてからハイフに進むと、熱が均一に届きやすく、当日のツヤと数週間後の固定感が自然につながります。
まとめると—ハイフは、肌の調子に寄り添いながら小さな変化を積み重ね、時間とともに育てる施術。だからこそ、合うタイミングで、合うリズムで受けることがいちばんの近道です。

2. ハイフはやめた方がいい理由は何ですか?
「ハイフはやめた方がいい」と耳にする背景には、条件が悪い日に無理をする・強さや回数の欲張り・評価が早すぎるの三つが絡むことが多いです。まず、乾燥や赤みが強い日は、体が“守り”に入っている状態。このときに熱を入れると、ピリつき・色の変化・むくみといった反応が出やすく、良い変化の立ち上がりを邪魔します。こういう日はハイフを見送り、保湿ややさしいケアに切り替えるのが賢い判断。無理に“予定どおり”にこだわらない柔軟さが、長期の満足度を上げます。
次に、強さや回数の欲張り。ハイフはその日+数週間の二段階で育ちます。育つ前に短い間隔で重ねると、熱がたまりすぎることがあり、赤み・腫れが長引いたり、“効いた感じがわかりづらい”という結果にも。結果を急ぐほど逆効果になりやすいのです。
最後に、評価が早すぎる問題。当日の変化で“全部”を判断してしまうと、2〜4週間で出てくる良さを拾えません。
ココで1回30秒でOK。 “セルフ手応えチェック”
A. 触れてわかるサイン
- フェイスラインの触れ心地:耳下〜あご先〜あご下を指の腹でなぞり、骨の輪郭の出方を確認。
- 頬の弾力:洗顔後、指で軽く押して戻りの速さを確認。
B. 動きでわかるサイン
- 口角の上がりやすさ:軽く笑ったとき口角がスッと上がるか。
- 目元の軽さ:まばたき時の重だるさがないか。
C. 生活でわかるサイン
- 夕方のむくみ戻り:マスク跡や頬のもたつきが出にくいか。
- メイクの密着:下地〜ファンデのヨレが減ったか。
結論としてのハイフのデメリットは、やり方とタイミング次第で大きく変わるということ。肌が整う日に受ける・ハイフが育つのを待つ・無理しない—この3つを守れば、ハイフを「やめた方がいい」ケースには当てはまりません。安全に続けやすくなります。

3. ハイフをやりすぎると老けて見えますか?
「やりすぎ=老け見え」は頻度・強度・バランスの問題で起きやすいのは事実。ただし当院のBright Sonoのハイフは、一般的なハイフより肌への負担とダウンタイムが小さく、1〜2週間おきでも“育てるケア”がしやすい施術です(ただし1週間以内の連続はNG)。
なぜ短めの間隔が可能?
- 熱の入り方が穏やかでムラを作りにくい運用ができ、短い休止期間で上乗せが可能。さらに前半でLDM(低出力多重超音波)を行い表皮リンパや水分環境を整えることで、超音波の通り道がクリアになり、エネルギーが均一に入りやすい土台を作れます。これにより“やりすぎ感”や“やつれ見え”を避けやすくなります。
- 表皮リンパに老廃物が多いとハイフの透過・吸収が落ちるため、先にLDMでリンパ循環を促し、表面の老廃物を“お掃除”しておくと、ハイフの超音波が通りやすくなり、熱が均一に届きやすい=仕上がりが安定するので推奨されます。
安全面の注意
- 強い乾燥時はHIFUを避ける/まずは保湿をLDMで整える…乾燥肌はHIFU凹みリスクあり。
- 1週間未満の連続施術は不可。最短でも“7日後以降”が基準です。
当院の考え方
- “顔全体を毎回MAX”ではなく、欲張らず要所に集中+他は軽めに。シャープな部位だけが先走り、他が乾いて見える“アンバランス”を避けます。
- 前半:LDM/後半:HIFUの二段構えで、ムラと熱の過積載を回避。LDMを前置きすることで水分・循環を整え、HIFUの焦点が均一に入る状態を作ります。
4. ハイフしないほうがいい箇所は?
してはいけない場所は、目のまわりや首の正面(のどの出っ張りの周辺)など、大事な器官が近い場所です。骨ばっていて皮ふが薄い部分、傷や強い赤みがある場所、にきびが大きくなっているところも避けるのが基本。妊娠・授乳中、心臓に機械が入っている方など、体の状態によってもできないケースがあります。
首については、「側面〜あご下の斜面」の取り扱いは一般的ですが、正面のどの真上は避けるのが決まりです。おでこも目に近いエリアはNG。ほくろやシミの上に強い熱を置くことも基本的に行いません。体調がすぐれない日や寝不足・飲酒後なども、反応が強く出やすいので、日程の変更をおすすめします。
大切なのは、地図でいう“立入禁止エリア”を最初に共有し、そこをまたがない施術にすること。安全の線引きができていれば、ハイフの良いところだけを受け取りやすくなります。カウンセリングでは、普段のスキンケアや生活リズムも正直に教えてください。合わない日は合わないと判断することが、最終的な満足度を押し上げます。

5. ハイフ施術の後遺症は?
結論から言えば、いわゆる“後遺症”はまれです。多くは軽い赤み・むくみ・ひりつきで、数日〜1週間ほどで落ち着きます。とはいえ、ゼロではない以上、長引くサインの見分け方は知っておくと安心です。
注意したいサインは、
- 色の変化が濃くなる・広がる
- 触ると硬い/へこみを感じる
- ビリビリとした感覚が何週間も続く
- 笑う・かむ動きで違和感が続く
など。これらが出たら、受診して状態を確認しましょう。自己判断で塗り薬や強いケアを足すと、むしろ長引くことがあります。
長引きを防ぐためにできることは、当日の“守り”です。長風呂・サウナ・激しい運動など体を強く温める行為は最初の1週間は控えめに。強いこすり洗いや刺激の強い塗りも避け、保湿と日やけ対策を丁寧に。寝不足や塩分の摂りすぎは翌朝のむくみにつながるので、水分はこまめに、夜はさっぱりめに。
もし不安が残る症状が出たら、早めの相談が一番の近道。写真や日記で経過を残しておくと、説明がスムーズです。

6. LDM併用をすすめる理由
ここまでのデメリットの多くは、熱が一部に偏る・コンディションが整っていないことが引き金になっています。そこで役立つのが、LDM(やさしい超音波ケア)との併用です。LDMは、肌の表面〜浅いところにやさしく働きかけ、めぐりとうるおいを整えるのが得意。簡単に言えば、ハイフの“通り道”の掃除をしてから本番に入るようなものです。
LDM→ハイフの順にすると、熱が均一に入りやすく、点的な過熱やムラが起きにくくなります。直後のツヤやみずみずしさが出やすいので、当日の満足度も高まり、2〜4週間で育ってくるスッキリ感までの“待ち時間”が気持ちよくつながります。さらに、乾燥が強い週は、ハイフを見送ってLDMだけに切り替えるという逃げ道もつくれます。これが長く続けられる秘訣です。
デメリットを減らし、良いところを増やす—それがLDM併用の価値。ハイフのみに頼りすぎないで結果を育てられるので、やりすぎ問題の予防線にもなります。
7. 集中ケアのオススメ
最初の1〜2か月だけ、テンポよく。
このひと手間で、その後の“ラクにキープ”がぐっと近づきます。Bright Sonoはお肌への負担とダウンタイムが小さめなので、1〜2週間ごとにコツコツ重ねていけるのが特長です(最短でも「7日後以降」。1週間未満の連続はNG)。
推奨頻度
1〜2週間おき×4回(約1〜2か月)
どうして“短め×積み上げ”が良いの?
- 初期に集中ケアで密に入れるほど、保ち(持続)が伸びやすいから。
資料によると週1回×4回以上で再生・維持期間が延び、2週間以上あくと維持が短縮しやすいと示されています。つまり、はじめにギュッと定着させるほど、その後のメンテ間隔を伸ばしても調子が安定しやすいのです。 - ダウンタイムが短い=次のケアへ進みやすい。
レーザー施術と併用してもダウンタイムなしで使用可の記載があり、生活のリズムを崩さずに積み上げられます。 - “通り道”を整えてから焦点を入れるから、ムラになりにくい。
前半はLDMで表皮リンパと水分環境を整える → 後半にHIFUで土台を固定。老廃物が多いとHIFUやRFの透過・吸収が落ちるため、先に整えるとエネルギーが均一に入りやすくなります。
施術の流れ
- 前半:LDM(やさしい超音波)で肌のめぐりと水分を整える
- 後半:HIFUで引き締めの“芯”をつくる
→ その日〜数日の軽さを感じつつ、2〜4週間で育つ変化も拾えるリズムです。
集中後のメンテナンス
初期4回で“土台”を作ったら、3〜6か月おきへ。初期を密にしたぶん保ちが伸びやすく、メンテの間隔も無理なく調整できます。
ひとこと
「できるだけ自然に、でも確実に上向きに。」集中ケアは、変化の“上乗せ”と“長持ち”の両取りを狙うメニューです。気になる時期だけテンポよく、落ち着いたらラクにキープ。まずはご相談ください。
※効果・感じ方には個人差があります。体調やお肌の状態に合わせて、当日のメニューを微調整します。
8. メニュー・料金・予約方法
ご予約は施術のみでOK、生活リズムとご予算に合わせて無理なく続けられるペースで通えます。
セット(LDM+HIFU)
メニュー名 | ショット数 | 価格 |
【お試し】最先端水滴リフティング(LDM系)+ハイフ | HIFU 1,000 shot | ¥9,800 |
〈初回限定〉最先端水滴リフティング(LDM系)+ハイフ | HIFU 3,000 shot | ¥14,800 |
〈通常価格〉最先端水滴リフティング(LDM系)+ハイフ | HIFU 5,000 shot | ¥24,800 |
ハイフ単体
メニュー名 | ショット数 | 価格 |
痛みを最小限に抑えたHIFU(ハイフ) | 1,000 shot | ¥6,000 |
痛みを最小限に抑えたHIFU(ハイフ) | 2,000 shot | ¥9,800 |
ご予約方法
24時間受付公式LINEで予約する。
9. まとめ:デメリットを味方にする受け方
- ハイフのデメリットは、条件が悪い日に無理をする・詰めすぎる・評価が早すぎると表に出やすい。
- 乾燥や赤みが強い日は見送る/2週間おき×4回の集中ケア期→維持期/手ごたえチェック表で評価—これだけで多くの失敗は回避できます。
- LDM→ハイフの順で通り道を整えてから深いところを固定。直後のツヤと数週間後のスッキリがひとつの線でつながり、やりすぎ問題の予防線にもなります。
- 最後は無理なく続けられる施術が勝ち。“今日は整える日、次回は攻める日”と分けられる柔軟さが、きれいの寿命を伸ばします。
不安がひとつでも残る場合は、まずは公式LINEから相談を。お肌の“今日の答え”を一緒に見つけて、怖くないハイフを始めましょう。
※本記事は一般の方向けの情報提供です。体調や既往歴によって適さない場合があります。施術の可否・進め方は医師・担当者の診察のもとでご確認ください。
“LDM”はLocal Dynamic Micro-massage技術を指す一般的略称であり、Wellcomet社の登録商標『LDM水玉リフティング®』とは異なります。
LDMについては「Local Dynamic Micro-massage(LDM)方式の超音波美容機器 以下、当サイトでは「LDM」といいます」